いつの間にかすり替わる「自分のミッション」と「組織でのミッション」

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私の仕事は、人の学びのサポートおよび、組織の学びのサポート。(実際にはそのサポートのためのセールスやPRなんだけど、ここではちょっと大きな枠で話そうと思う。)   

学びのサポートとは平たく言えば、企業内研修なんだけど、この企業内研修の実施に当たって、会社の問題点を聞く事が多くて。(そりゃそーよね、だって問題をなくす、組織を良くする為の研修だから)

最近のトピックとしては大きな会社になればなるほど、学ばない人が増えるという事。大きな会社だと、職位や業務範囲がビッチリ決まっているから、「決められたことをやればいい」というマインドになりやすい。また、給与や福利厚生がしっかりあるので、よほどのことがない限り辞めるって言う発想になりにくい。あと、会社のミッション・ビジョンって経営トップは必ず持っていると思うし、どんな組織も1つくらいはあると思うけど、社員の人数が多くなるほど、階層が深くなり、そういったメッセージも届きにくくなる。(会社を、生活する為の決まった金額を毎月振り込んでくれるATMと思うなら、そんなメッセージはいらないよね。)そういった現状を聞いて思ったのは、「企業文化(社風)が社員に与える影響。」

日本では、大学卒業後、新卒で就職して、その後機会があれば転職して〜っていう流れが一般的だと思うのですが、終身雇用制度が長く続いていたせいか、新卒で就職した会社で定年まで働く人も多い。そういう人は企業の文化について、「そういうもの」みたいな認識でスルーというか耐性がついてしまうというか。社外から出ないとその企業の独自の文化がわからないから、その文化の中で長年過ごしていく内にいつの間にか、自分がやりたいことよりも組織としてやるべきことの比重が重くなってくのかなーと思った。ライスワークと割り切って、仕事は仕事、趣味は趣味といった感じで分けていくっていう生き方もあるけど。今の時代の風潮から言っても、どんな時も自分らしく入れたほうが幸福度は高いのかなと思う。

やっぱり、多様な価値観に触れることがすごく大切で、自分の感覚や意見と違うものに触れて初めて自分がどんな思考をしていて、どんな趣向の持ち主か分かるんですよね。かつ、受容力も大切。価値観の違いで切り捨てることほどもったいない事はない!いつも同じ世界に見えているものについては、少し疑うくらいの方が学びがあんじゃないかなー?

長めの独り言でした!

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